【メリット・デメリットを考察】海外移住では住民票は残す?転出する?

こんにちは、いまるです。

住民票を残すか、どうか悩んでいます。住民票を日本から抜いてしまうと困ることはないのだろうか、、とお悩みの方もいらっしゃると思います。

私は、23年中にマレーシアに移住したいと考えております。

いまる

住民票の日本に残すことについて法制度、実際に移住されている方から情報をいただきメリット・デメリットについて調べました。

こちらの記事では、得た情報の整理、考察した内容について共有したいと思います。こちらの記事を読んでいただければ、ご自身にあった選択ができるようになります。

同じような悩みをお持ちの方(住民票を残すか抜くかを迷われている方)の参考になればと思います。

結論、収入の少ない私は1年は住民票を日本に残す予定です。

目次

そもそも住民票とは何なのか?法律的な決まりはあるのか?

住民票とは個々の住民について、その住民に関する氏名、住所等の事項を記載する帳票をいいます。

住民票とは、日本において市町村と特別区(以下「市区町村」という。)が住民基本台帳法に基づき作成し住民に関する記録を行う公簿の名称である。同法に規定される住民基本台帳を構成するものであり、市区町村によって個人単位もしくは世帯単位で作成され、個人単位で作成されたものは世帯ごとにまとめられる。

wikipediaより抜粋


海外に長期滞在する場合は、住民票を日本に残すか、転出する(抜く)かを選ぶことになります。

法律では、海外に1年以上居住する際は、市役所へ転出届を提出しなくてはいけません(住民票を抜く)ただし、転出届を提出せずに、海外で1年以上生活していたとしても、罰則はありません。また一年に何日か日本に帰国していれば居住の実績があるとみなされるので、年一回以上帰国されるのであれば問題にはならないようです。

実際に、海外に1年以上居住されている方の中にも、日本にある実家などに住民票を残している方もいらっしゃるようです。なぜそのようにされる方がいらっしゃるのでしょうか。住民票を残すメリット、デメリットを考えてみたいと思います。

住民票を残すメリット2つ

住民票を日本に残すメリットとして2つあると考えています。

  • 国民健康保険が使える。
  • 資産(株や投資信託)を、そのまま運用することができる。

国民健康保険が使える。

海外で病気やケガなどで病院で治療を受けることになった際も、日本の国民健康保険が適用内となります。日本の場合と同様に、実際に掛かった費用の3割負担で治療を受けることができます。

住民票を抜いた場合は、保険がきかなくなるので、実費を全額自分で支払うか、もしくはご自身で保険に加入したり、保険付きのクレッジカードが必要になります。

資産(株や投資信託)を、そのまま運用することができる。

住所が変わる場合、証券会社に変更の届け出を行う必要があります。証券会社によっても対応が異なりますが、基本的に海外在留者は日本の証券会社に口座を持つことができません。口座を維持できる証券会社はあるものの、購入・売却はできません。

私はFIREを目指し、現在株や投資信託での投資を行っています。税制面で優遇される制度(NISAやiDeCo)をフル活用して運用を行っています。できれば今後も継続していきたいと考えています。

もちろん、マレーシアに行っても現地で講座を作ることはできますが、同様の優遇制度は調べた限りではなかったことと、海外移住する際に一度資産を全て売却しなければならないことに精神的に大きなストレスを感じています。

住民票を残すデメリット3つ

一方、住民票を日本に残すメリットは3つあると考えています。

  • 税金(住民税)がかかる
  • 健康保険の支払いが継続
  • 国民年金の支払い義務が継続

税金(所得税、住民税)がかかる

住民票を日本に残す最大のデメリットがこちらではないでしょうか。

住民票を海外移住で抜いてしまった場合、所得税と住民税の支払いが不要になります。私は23年中は日本での収入があるため、支払いが生じますが、移住後は日本での収入がなくなるので、その翌年からは支払いが生じない見込みで。大きな負担にはならないと考えています。

健康保険の支払いが継続

健康保険が使用できるということは、当然健康保険料の支払いは継続になります。

国民年金の支払い義務が継続

転出届を提出し、住民票を抜くと国民年金の支払い義務が無くなります。任意での継続が可能です。

私は、国民年金についてはコスパのよい長生き保険と考えており、支払い義務がなかったとしても任意で支払いを継続したいと考えています。支払いの期間が短くなれば、対象の年齢になった際に支給される額が減ってしまうことになります。

どちらにせよ国民年金を支払う意思がある私にとってはデメリットには感じませんが、人によってはデメリットに感じるかもしれません(国民年金を払わなくてよくなることにメリットがある)。

住民票を抜く(転出する)方法は?

住民票を抜く際には以下の手続きが必要となります。

項目内容
場所居住所の役所
提出期間転出予定日の14日前から提出可能
必要な書類本人確認(運転免許証、パスポートなど)
印鑑、印鑑登録票、住民基本台帳カード

まとめ

以上、海外移住に際し、住民票を残すか抜くかについてメリット・デメリットを考察しました。

私としては健康保険の継続、金融資産の運用継続 VS 所得税、住民税の支払いの構図になると考えています。

今後退職し収入が激変する予定ですので、所得税、住民税の影響は小さくなっていきます。

いまる

住民票は実家に移し、日本に残す予定です。

1年以内にやっぱり合わないので日本に帰る!という可能性も十二分にあるので、実際に生活してみて長く居住できそうであれば、転出する(住民票を抜く)ことを検討したいと思います。

それでは、また。生きてるだけで丸儲け!

いまる

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